知ってお得!知らないと損する!「火災保険」 |
不動産担当者からマンション購入の際やその検討段階で、
購入に伴う諸費用一覧表を手渡されたことはありませんか?
その一覧には必ず『火災保険』という項目があります。
この火災保険ですが、
あなたは中身の説明を受けたことはありますか?
必要経費だから提示された金額をそのまま支払えばいいと、
思っていませんか?
生命保険のアンケート調査で加入者に対して
「加入している保険内容をご存知ですか?」という質問に、
約69%の人が答えられなかったそうです。
余談ですが、不動産購入時は生命保険を見直す機会です。
再度、加入保険を確認してみましょう。
生命保険と同じように、どんな火災保険に加入しているのか
分からないままでいると事故に遭った際、
「あなたの保険では今回の事故は補償対象外です」とか、
「事故が補償の対象だったのに加入をしていることを知らず
保険金の請求をしていなかった」ということにもなりえます。
また、必要でない保険に加入していることで、
多額の保険料を支払っていたとか、
ということは少なくありません。
そんなトラブルを少しでも回避するために、
今回は火災保険の中身についてふれたいと思います。
そもそも「火災保険」は必要なの? |
・・・その前に、火災保険の加入は何故必要なのでしょうか?
『保険』を辞書で調べてみますと、
「火災・死亡など、偶然に発生する事故によって生じる経済的
不安に備えて、多数の者が掛け金を出し合い、
それを資金として、事故に遭遇した者に一定金額を
給付する制度」と書かれています。
実際、マンションで火災が発生し全焼した場合、
元の状態に戻すには、多額の費用が必要になります。
室内工事費用だけでも
およそ1,000万円前後は掛かるでしょう。
保険に加入していないと全て自己負担となり、
万一に備えて加入しておくことが望ましいと言えます。
また、住宅ローンを組んで不動産を購入する場合、
銀行が融資するにあたって「火災保険への加入」を条件に
しているところもあります。
現金で購入する場合は、この加入は任意となりますが、
被害を自己負担することを考えますと、
やはり加入は必要ではないでしょうか。
どんな保険が必要なの? |
では次に、どのような保険に加入したらいいのでしょうか?
一般的には【住宅火災総合保険】と言われる商品です。
損害保険の代理店登録をしている不動産会社ですと、
事前に保険料の算出が可能です。
マンションの情報・保険金額・加入期間などを入力しますと、
自動的に保険料が算出されます。
◆ここがポイント!◆
実は、情報を入力していく際に、
≪保険料を割安にする特約項目≫がいくつかあります。
今までいろいろな保険会社さんの見積書を見てきましたが、
≪割引項目≫にきちんとチェックが入っているものは
ほとんど見たことがありません。
では、具体的に知っているだけで、
お得になる方法をお伝えします。
まず、総合保険の対象となる補償には、
さまざまなものが含まれています。
【火災・落雷・破裂・爆発・風災・ひょう災・雪災・
物体の落下・飛来・衝突・水漏れ・破壊・盗難・水災
・不測かつ突発的な事故・罹災時諸費用・片付け費用】
このように充実した内容にはなっているのですが、
果たして全て必要な項目なのでしょうか?
例えば、【風災・ひょう災・雪災】について。
大雪などの被害に遭遇した際に支払われる保険です。
東大阪市や八尾市でめったとないですよね。
ここでは、
「一定額以上の損害が発生した場合のみ支払われる特約」
にすることで、保険料が割引かれます。
次に、【水災】です。
台風や局所的な集中豪雨などにより、床上浸水した場合に
支払われる保険です。
マンションの1階を購入する場合は必要かもしれませんが、
2階以上だと「水災対象外にする特約」を選ぶことで、
保険料を割引くことができます。
次に、【罹災時諸費用】です。
事故が発生した場合、一時的に仮住まいを余儀なくされた
場合に掛る費用が支払われる保険です。
こちらについても、仮住まいは
「火災・落雷・破裂・爆発事故があった時だけに限定」
することで、保険料を割引くことができます。
このような割引は、保険会社によって異なる選択肢があると
思われますので、担当者さんに詳しく聞いてみましょう。
どれぐらいお得なの? |
では、実際にどれだけお得なのでしょうか?
具体的な金額は、取扱い保険会社によって異なりますが、
私の経験則ではおよそ3割は安くなっていました。
例えば10万円掛かる保険料だと3万円もお得になりますね!
火災保険は必要経費ですが、割引適用がないかを確認し、
無駄に掛けることのないようにしたいものです。
最近のパンフレットは、
図解式で誰にでも見やすくなっていますので、
加入される前には、
どのように補償が受けられるのかをチッェクしてみましょう。
損害保険の代理店なら、必ず「損害保険資格者」が在籍して
いますので説明を求めることをお勧めします。
火災保険について、見積書をみても分からない方は、
弊社までご相談ください。
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