マンションの「修繕積立金」とは？

【回 答】
修繕積立金とは、建物を維持するための補修に備えて
積立しておくお金のことです。

一般的には長期修繕計画に基づいて、
新築後12～14年目に大規模な修繕が
予定されていることが多いですね。

修繕積立金も管理費と同様にマンションの
所有者全員が支払う義務を負います。

積み立てる理由は、そのつど工事費を
全員から徴収するのは困難なためです。

大金だと、すぐに支払える人や
そうでない人もおられますからね。

修繕積立金が同年数ぐらいのマンションと
比べて安い場合は注意が必要です。

修繕積立金が安いと住んでいる途中で
値上がりする可能性があります。

修繕積立金の目安は？

では、目安はどれぐらいなのでしょうか？

国土交通省から出ています、
修繕積立金のガイドラインによりますと

建物規模が15階未満の場合平均値だと
月額/㎡/178円～218円になっています。

例えば、規模が小さめのマンションで
70㎡のお部屋を購入する場合、
70㎡×218円＝15,260円が目安です。

また、機械式駐車場がある場合は
更に加算額が必要だと書かれています。

積立金は財産！

積立金は、財産を守り維持していく大切なお金です。

安いと負担額は減るので助かりますが、
安いと積み立てられず、維持修繕がなかなかできず
資産価値が減少する可能性もあります。

そして、管理費と同様に延滞がないのかも
確認が必要でしょう。

管理費も修繕積立金もマンションの戸数が少ないところは
おのずと高めになります。逆に大型マンションは安めです。

最近の新築分譲などでは、「駐車場が無料」など
魅力ある物件もありますが、その分積立金が貯まらず、

将来必要なお金が不足することもあるかもしれませんので
チラシの甘いキャッチコピーに踊らされることのないよう
冷静に判断しましょう。

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