12 👩🏻‍🏫 審査項目　⑩借入履歴　⑪個人信用情報

　住宅ローン審査項目　10.借入履歴　11.個人信用情報

実は、このチェックポイントがとても重要です。

動機・家族・年齢・健康・勤務先・勤続年数・
自己資金・年収と進んできました。

その中でひとつぐらい規定外があっても対応策は
考えられますが、この「借入履歴」で規定外となった
場合は、借入は一般の銀行では難しくなります。

では、その理由をみてみましょう。
あなたが銀行だったとします。

お客様に50万円の融資をしました。
条件は、「毎月2万5千円の20回払い」です。

一度も遅れることなく20回返済してくれました。
そして同じお客様から再度50万円の融資申込がありました。

　あなたは貸しますか？

あなたは貸しますか？
それとも断りますか？

前回と同じ条件であればまた貸してもいいと
考える方は多いでしょう。

理由は、前回の融資実績で信用が得られたからですよね。

もし、前回の返済で2度3度返済が遅れていたら、
信用がなくなり、今回の融資は断るか、
大幅に融資額を減額しようと考えるのではないでしょうか。

実際の銀行では、過去に遅れ(滞納)があった場合、
融資の大半が断られます。

●たいのう【滞納】
納めるべきものを、定められた期限を過ぎても納めないで
いること。

銀行は貸したお金をきちんと返済してくれる人なのか
どうかを現在や過去の返済履歴をチェックすることで
判断しています。

では、どのようにして銀行は個人の返済履歴を
調べているのでしょうか？

それは「個人信用情報機関」から情報を
収集してチェックしています。

現在から過去5年間のクレジット情報や
ローンの契約内容及び支払い状況が確認できます。

　返済履歴が肝！

その情報の中で最重要項目は「返済履歴」です。

返済で「滞納」があると個人信用情報に記録が残ります。
滞納記録は、61日以上支払いを遅延されると記録されます。

滞納記録が見つかると、銀行はまず融資を断ります。
たった、一度の滞納で断られたこともあります。

また、情報には現在の借入状況も明記されています。

滞納記録はなくても、
支払日を遅れて入金した場合も記録されますので、
年に数回繰り返すと融資を断られることがあります。

更に、滞納記録はなくても、多重に借入がある場合も
融資を断られることがあります。

　登録されると二度と借りられないのか？

では、滞納記録があり今は無理でも
今後、一生涯住宅ローンは借りられないのでしょうか？

そんなことはありません。
事故情報が解消されれば、借りることは可能です。

事故情報により異なりますが、
滞納記録の期間は下記のようになります。

返済し終わった日から
全国銀行個人信用情報センター・・・5年
シー・アイ・シー・・・5年
日本信用情報機構・・・1年

　個人信用情報が気になる方は？

個人信用情報が気になる方は、
誰でも手数料を支払えば情報は入手できます。

私も自分自身の情報を集めたことがありますが、
忘れていた情報まできっちり記載してありました。

情報機関は3社あります。
まずは、全国銀行個人信用情報センターです。

こちらの全国銀行個人信用情報センターは
郵送のみの開示請求ですのでご注意ください。

次は株式会社シーアイシーです。

シーアイシーでは、パソコン、スマホ、郵送、窓口から
開示請求が可能です。

ネットからの請求にはクレジットカードが必要です。
窓口開示のほうが手数料は安いです。

次は株式会社日本信用情報機構です。

日本信用情報機構では、スマホ、郵送、窓口から
開示請求が可能です。

スマホは可能ですが、
パソコンからの請求はできないようです。

こちらも請求にはクレジットカードが必要で手数料は
1,000円必要です。ただ、窓口は500円です。

また、日本信用情報機構では見に覚えのない情報が
あった場合は、調査依頼もできますよ。

情報開示の結果、気になる点がある方はその個人情報を
持って事前に担当者や銀行に相談されるといいでしょう。

何か打開策がある場合もあるので、
必ず融資申し込みをする前にご相談ください。

最後に、
どうしても登録解消まで待てない方は、
金利が高い住宅ローンであれば、
融資をしてくれる可能性は残されています。

ただ、高い金利を支払って今購入しなければならないのかは
もう一度、考え直す必要はあるでしょう。

金利は高くても購入したい物件がある場合はご相談ください。
⇒　ご相談シートはこちら

　まとめ

銀行はいろんな角度からあなたをチェックします。
何百万、何千万ものお金を長期間（35年とか）に渡って
お貸しするのですから慎重にもなります。

とはいえ、銀行も住宅ローンは大切な商品ですから、
貸せる方には貸したいのです。

ご自身でおよそのチェックをおこない、
不安点がある場合は相談してみましょう。

住宅ローンの相談は、各銀行の窓口でも受け付けています。
銀行によっては、土日も相談窓口が開設されている場合が
ありますので利用してみてはどうでしょうか。

また、担当の営業マンにも気軽に相談してみましょう。

ファイナンシャルプランナーの資格者だと、
住宅ローンも含めた将来設計も相談できるでしょう。

こちらは私の登録者証です。

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